防災の日に考える介護と子育て

ダブルケア防災アイキャッチ

明日は防災の日なので、介護と子育てと防災についてのお話です。

ダブルケア家庭の防災対策

昨年の防災の日はまだサトコも家におり、しお太郎は5ヶ月の赤ちゃん。

そんな中で防災についてのニュースを見ていて万が一の備えについてサトシと話し合いました。

ダブルケア防災まんが

考えれば考えるほど不安に

私が住んでいるのは、近いうちに大地震が来る来ると言われている東海地方。

我が家は昔ながらの木造住宅で、築年数も長く、災害に強い家とは言えません。

住んでいる土地も河川からの影響が心配される地域で、もし津波の遡上が心配されるときは高台に逃げようと決めてはいたのですが、具体的な方法を考えるとどうにも行き詰まってしまうのです。

サトコは足が悪くて歩けない。自転車の荷台なら何とか乗れるかもしれないけど、実際やってみないとわからない。

しお太郎は、抱っこひもで連れていくしかないな。

薬やミルク、必要なものは多いのに持てる荷物は限られる。

ああ……どうしたらいいんだろう??

サトシが家に居る時なら良いけど、もしサトシがいない時間に災害が起きたら。わたしだけの力で2人を連れて逃げるのなんて無理なんじゃないの…?

考えれば考えるほど無理ゲー感は増すばかり。建設的な対策どころか、漠然とした不安が広がっていきました。

フィクションではすまされない

ちょうど昨年『シン・ゴジラ』を見た時も同じようなことを思いました。

もしあの物語の中にいたら、赤ちゃんと年寄りを連れて蒲田を逃げ回るわたし……考えるだけで恐ろしい。

フィクションでよかった。

でもいざ災害となると同じようなことが起こるんだよなと思うと、「どうか家でひとり(と2人)の時に地震とか起きませんように!」と祈るしかなかったです。

実際、一度だけ授乳中に地震がありましたが本当に何もできなかった。

身構えることすらできなかった。

どうしようどうしようと思いながら揺れが収まるのを待っていただけ。

逃げなきゃ!という発想にもならなかった。

産後間もなくで、生活にも慣れていなくて……そんな想定したことないもの!!

家族の救助におけるわたしの覚悟

家族の中に小さい子供や要介護者などがいると、災害対策のハードルが急に上がります。

防災グッズや必要な物資の備蓄はもちろん大切ですが、家族の救助・避難について具体的な案をいくつも持ち、その「覚悟」をしておくことも防災対策のひとつだと思います。

わたしが覚悟したのは「最優先で息子を守る」ということ。

ごめんサトコ。ごめんみんな。

なので、サトコが入院・施設に入ってからは日常のお世話だけでなく、その不安からも解放されました。
病院にしろ施設にしろ、家よりも安全なところに居るのですから!!

介護と育児、いわゆるダブルケア家庭が、いかにギリギリの状態で日常をやりくりしているか。

災害に備える余裕のなさも問題だよなあと、防災の日に思ったことでした。

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