検査と握力と父の趣味

こんにちは。さとういもこです。
前の記事からの続きです。

前回の記事はこちら

www.satouimoko.com

認知症のスクリーニング検査を受けました





診察の中で認知症のスクリーニング検査も受けました。
スクリーニング検査とは暗記や計算、図形や言語などを用いた記憶に関するテストのことです。
要介護調査の中でも行われているので、サトコに立ち会ってその様子を何度か見ていますが
うちの父は「認知症」というほどじゃないかもしれんな、と思いながら見ていました。

検査の中には会話の応答だけではなく、図形を写したり文章を書くテストもありました。
医師から「何でもいいから文章を書いてください」とペンを渡され「私は字を書くことが好きです」と書いた父。

心の中で「握力5なのに!?」とツッコみつつ、今の本当の気持ちなんだろうなあと
またしても診察室が微妙な空気に。うちの父そういうとこある……(自覚なし)

握力が弱くなり、できなくなった父の趣味

父は習字が趣味なのですが、身体が不自由になってからは字を書くことも減りました。

毛筆で大きな紙に書くとなると、中腰になったり腕を伸ばしたり、意外と身体を使うものなんですよね。 道具の管理が自分でできないってのも習字から離れてしまう理由のひとつかもしれません。

それにしても、文章で訴えるほど「字を書くこと」が好きだとは思わなかった……

父から何かに対して「好き」っていうパッションをあまり感じたことがないので新鮮な発見でした。

好きなことがあるのはいいことだよね!!

握力5kgでも使えるペンを探そう!

握力が弱いのは病気のせいなので鍛えるわけにもいきません。しかしこのままではまともにペンも持てず。
どうしたらいいんだーと思いつつ調べてみたら、病気などで握力が弱くても工夫されている方はたくさんいるようです。

そのことがわかっただけでも希望が持てます。お父さん、まだ諦めなくてもいいみたいよ!

【連載】車椅子ライターから見た 弱い力でも使いやすい文具たち #7「書きやすい筆ペン」|

筆ペン「完美王」

上記サイトで紹介されていました。

筆ペンは軸を押してインクを出すタイプが多いので、押さなくてもぬるぬるインクが出るのは良さそうです。
筆ペン 完美王 極細

軸が太くて安定感があります。弱い握力でも握りやすいかも。
極細を買いましたが、そんなに細くはないかな?他の太さも試して比べてみたいところ。

筆ペン「瞬筆」

インクがすぐ乾くとTwitterで見た。ノートに書くのによさそう。

筆ペン 瞬筆

ペン先がチップになっていて「筆」感はありませんが、穂先が尖すぎないのでやわらかい表現ができそうです。ほんとに擦れないのでノートに書いても他のページにうつりません。

万年筆

「ぬるぬるインクが出る」という点では万年筆も良いのですが、書きやすい角度が決まっているので
手指に変形があり、グリップが不自由な父にはちょっと合わないかもしれません。私は好きです。

透明ボディかわいいじゃない…わたしがほしいわ。

よく考えたらわたし自身も筆圧低くてすぐ手を傷めてしまうので、ペンは軽い書き味のものが好きなのでした。
筆ペンは握力の弱い人だけでなくユニバーサルなアイテムなのかもしれません。

ノート

最近は川柳をかじっているらしく、チラシの裏に書き溜めてるんだとか。
ノートに書いたらもっと楽しくなるかもよ?持ち歩ける用にA6サイズの縦書きノートを購入。
川柳は頭を使うしとても良いよね!

ツバメノート A6立太罫 12ミリ7行 N6007

ツバメノート A6立太罫 12ミリ7行 N6007

シルバー川柳8 書き込んだ予定はすべて診察日

シルバー川柳8 書き込んだ予定はすべて診察日

サトコがシルバー川柳の本をよく読んでいたなって思い出しました。
www.satouimoko.com

父が字を書く楽しみを思い出してくれたら嬉しいです。

【参考サイト】
「もしかして認知症 !?」と思ったら試しておきたい手軽な診断テスト|老人ホーム検索【探しっくす】

記事: 車椅子ライターから見た 弱い力でも使いやすい文具たち文房具の奥深い魅力を伝えるWebマガジン│文具のとびら
ペン以外の文房具のアイデアも参考になります

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